第66回春季日本歯周病学会学術大会開催される

 5月26日㈮、27日㈯、第66回春季日本歯周病学会学術大会が、レクザムホール(香川県高松市)で開催された(大会長:湯本浩通氏・徳島大学)。メインテーマを「『歯周病』を語ろう!〜その原点から未来へ〜」とし、歯周病と全身疾患の関連や超高齢社会における課題などに関するプログラムが組まれた(参加者:1,400名)。
 シンポジウムⅡでは、「歯周病専門医が語る臨床の理念〜未来の歯周病専門家たちへ〜」をテーマに3名が登壇した。浦野 智氏(大阪府開業)は、治療後の良好な経過を目指す大切さについて、自身の歯科治療を振り返りながら講演。とくに歯周治療においては、治療技術や材料が年々進化していくなかで適宜情報をアップデートし、エビデンスに基づいた適切な処置を行うことが重要であると述べた。
 次に澤田弘一氏(鏡野町国民健康保険上齋原歯科診療所)は、自治体立の歯科診療所における取り組みを紹介。歯周病専門医は国民の健康や社会福祉に貢献できるとし、これから歯周治療を担う歯科医師には、あらゆる治療の基礎となる素養を広げてほしいと語った。
 最後に新田 浩氏(東医歯大)は、卒業前後の臨床実習や歯周病分野の新人研修において、歯周病認定医・専門医に興味をもってもらうために行っている取り組みやプログラムを紹介。専門医取得のハードルは高いが、次代の歯科医療を担う若手歯科医師には積極的に取得してほしいと語った。

デンタルダイヤモンド 2023年7月号

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