関東歯内療法学会第26回サマーセミナー（大会長：古澤成博氏・東歯大）が、８月31日（木）、東京歯科大学新館血脇記念ホール（東京都千代田区）において開催された（参加者：約100名）。
「根管洗浄を考える」をテーマに、新進気鋭の演者による講演が３題行われた。
講演１「化学的根管洗浄の押さえどころ」では、古畑和人氏（埼玉県開業）が登壇。根管洗浄は根管治療に必要なのかという根本的な問いについて文献から掘り下げていくとともに、根管洗浄を物理的洗浄効果と化学的洗浄効果に切り分けて解説した。そして、化学的洗浄効果の勘どころとして、根管洗浄液の選択や、次亜塩素酸ナトリウム水溶液の濃度や根管洗浄液の交互作用などについて、考察を行った。また、シリンジ洗浄と根管内吸引洗浄法を比較し、それぞれの特性を解説した。
講演２では「根管洗浄の効率化—機械化学的根管洗浄」と題し、梅田貴志氏（東京都開業）が、化学的洗浄と機械的操作による器具を根管洗浄時に併用する機械化学的根管洗浄について解説した。
講演３「ErCr-YSGGレーザーを用いた根管洗浄」では下山泰明氏（埼玉県開業）が登壇。レーザーを応用した根管洗浄について解説した。
その他、同時開催として第24回ハンズオンセミナーも企画され、「試してみよう！ さまざまな根管洗浄法」をテーマに、各種根管洗浄用ツールを使用した実習が行われた。
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