Dd診断力てすと『舌下の腫瘤』デンタルダイヤモンド 2022年11月号

桑原 徹 Toru KUWAHARA
JA新潟上越総合病院 歯科口腔外科 〒943-8507 新潟県上越市大道福田616

月刊デンタルダイヤモンド誌に長年掲載され、読者の先生方に人気の「Dd診断力てすと」。
今回は2022年11月号より、「舌下の腫瘤」についてです。

図❶ 初診時の舌下腫瘤
図❷ 初診時のパノラマX線写真
Q 最も疑われる疾患名は?

① 脂肪腫
② 外傷性神経腫
③ 粘液囊胞
④ 異所性脂腺

患者:33歳、男性
主訴:舌の下にできものがある
既往歴:過敏性腸症候群
家族歴:特記事項なし
現病歴:数年前から右側舌下の白色腫瘤に気づいていた。痛みや出血はないが、徐々に増大している気がする。約8年前、右側舌下部にがま腫を認め摘出を行った。術後同部に、とくに異常は感じなかった。精査希望で当科へ来院した。
現症
全身所見;体格中等度、栄養状態良好
口腔内所見;右側舌下粘膜に直径約5mmの半球状、無痛性の腫瘤を認めた(図1)。腫瘤に波動は触知せず、弾性軟で触診では硬結をほぼ触知しない。また、舌をまっすぐに突出させると腫瘤は消失し、上方へ舌を持ち上げるか、舌背部より強く押し出さないと視認できなかった。
血液検査所見:赤血球 580×104/μL、白血球 43.6×102/μL、血小板 24.3×104/μL、ヘモグロビン 16.3g/dL、AST 22IU/L、ALT 16IU/L、尿素窒素 15.2mg/dL、クレアチニン 0.58mg/dL、T-AMY 79IU/L、CRP 0.01mg/dL
パノラマX線写真:顎下から口腔内の範囲で、不透過像はとくに認めなかった(図2)。

\こちらの回答は月刊 デンタルダイヤモンド 2022年11月号に掲載中!/

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