6歳未満までにう窩や治療の有無にかかわらずう蝕を経験した歯が1本以上以上存在する状態である。近年う蝕罹患者数は減少傾向にあるものの、小児期までに罹患する最も多い疾患は未だう蝕である。幼児期までにう蝕が生じさせてしまうと小児期にう蝕がさらに増加する傾向があるとの報告があり、具体的に両親の貧困や低い教育などの影響による無知が原因になることが多い。そのため、糖尿病など全身疾患の原因にもなる砂糖の過剰摂取を避けたり、950ppmの濃度のフッ化物含有歯磨剤を歯の萌出直後より積極的に活用したりするなどのう蝕予防策を、妊娠中からしっかり伝えるべきである。
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