日本小児口腔発達学会設立記念講演会が開催される

 日本小児口腔発達学会(代表:井上敬介氏・愛知県開業)が2月11日㈯、同学会設立記念講演会をTKPガーデンシティPREMIUM京橋(東京都中央区)およびWeb配信のハイブリッド形式で開催しました。
 講演のなかで井上氏は、う蝕や歯周病の予防は定着してきたものの、歯列不正や不正咬合はなかなか着目されないことを挙げ、来院する小児患者のほとんどにこの問題がみられると、データを示して訴えました。そして、これからの歯科医療は、口腔だけを診査・診断するのではなく、医科と連携して患者の治療にあたることが求められていると指摘。歯科医師・歯科衛生士は口腔における治療の専門家であると同時に、全身疾患の知識を備え、口腔からスクリーニングを行うことで、子ども期から一生涯にわたる健康支援ができると熱く語りました。

DHstyle 2023年4月号

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