歯科出版社がおすすめする『小児歯科』の専門書・本7選

歯科医師に向けてさまざまな臨床研究の情報を提供しているデンタルダイヤモンド社。歯内療法や歯周治療、インプラント、口腔外科など、歯科に関するあらゆる分野の書籍を扱っており、歯科業界に特化した出版社です。

様々な歯科分野のなかでも、特に小児歯科は、子どもの口腔環境を幼いうちから整えることが重要視され、保護者からの関心が高まっています。この分野は非常に多岐にわたり、一人ひとりの発育段階に応じた処置が求められ、高度で幅広い知識が必要とされています。そこで今回は、デンタルダイヤモンド社が提供する小児歯科に関する専門書を7冊ご紹介いたします。

臨床の玉手匣 小児歯科篇

小児歯科臨床に必要なノウハウがたくさん詰まっています。

歯科の臨床現場、とくに一般歯科診療所には子どもから成人、高齢者まで、あらゆる方が来院し、その主訴は年々多様化・複雑化しつつある感があります。そのようななかで、多くの臨床家があらゆる試行錯誤を繰り返しながら、質の高い診療を提供するために日々勤しんでいます。

本書は、そうした臨床家が手にした珠玉のアイデアや工夫などをカテゴリーごとに集め、大切なものをしまっておく玉手匣に見立てて編んだシリーズ第一弾です。これから臨床を学ぶ若手歯科医師はもちろん、さらに研鑽を積みたい中堅やベテランの歯科医師にとっても有用な1冊を、ぜひ日々の臨床にお役立てください。

https://www.dental-diamond.co.jp/item/1116

臨床医のための小児歯科 Basic & Casebook

関連するテーマの基礎と臨床が紐付けられているので調べやすく、わかりやすい!

小児歯科は扱う領域が非常に多岐にわたるうえ、子どもたちの口腔内は成長に伴ってダイナミックに変化することを念頭におく必要があります。そのため、小児歯科の標榜を掲げているものの、子どもの歯科治療や口腔管理を苦手としている一般開業医は少なくありません。

そこで、小児歯科の理論的な背景を整理したBasic編、治療後の経過まで示したCase編で構成し、両者を相互に紐付ける本書を企画しました。学んだ理論を症例で確認する、あるいは気になった症例の理論を確かめるなど、一般開業医が立体的に学べる本書をぜひご活用ください。

https://www.dental-diamond.co.jp/item/1075

小児歯科のレベルアップ&ヒント

1ランク上の小児歯科治療が学べる!

歯科医師であれば誰でも標榜できる「小児歯科」。現在、全歯科医師の4割に相当する約4万人が標榜しています。少子化が進むわが国では、従来よりも保護者が子どもに目をかける傾向にあります。

それは歯科においても同様であり、子どもの歯科治療への期待や要求は多様化しています。そのため、小児歯科を標榜している歯科医院には、多くの関連知識や“引き出し”が求められます。

そのような現場の一助となるべく編まれた本書は、GPの視点から取り上げた72のトピックを収載。小児歯科臨床をリードする約40名の大学&臨床家が、最新の知見を交えて紐解きます。

https://www.dental-diamond.co.jp/item/868

小児歯科はじめましょう

まずはコレ! 小児歯科が基礎からわかる!

「子どもの数が減っているから、小児歯科は厳しい」。それは事実でしょうか。 子ども一人ひとりが大切にされるいまだからこそ、小児歯科のニーズは高まっています。そして、幼いころから歯科医院で定期的なメインテナンスを受ける習慣が身につけば、大人になっても継続した来院に繋がるでしょう。

本書は、小児歯科のベーシックな知識を体系的に学べるように編まれています。 以前に修得した知識が、いつまでも通用するわけではありません。 とりわけ、ベーシックな知識ほど「正しいはず」という思い込みに囚われやすいため、最新の情報へとアップデートする必要があるのではないでしょうか。

何となく小児「も」診ている方、これから小児に力を入れようとしている方、普段から小児を多く診ている方のどなたにも有用な本書を携え、明日から、小児歯科はじめましょう。

https://www.dental-diamond.co.jp/item/944

子どものお口の発育段階別で答える 小児歯科のQ&A27

子どもの発育段階別に解説している画期的な一冊!

子どもの口腔内は成長に伴って大きく変わるため、乳歯列期、混合歯列期、永久歯列期などの発育段階やその時々の口腔内の状況に応じて、適切な処置や対応が求められます。そのため、経験の少ない歯科医師のなかには、小児の歯科治療や口腔管理を苦手に感じる方も少なくないでしょう。また、小児歯科においては、患児だけでなく保護者との円滑なコミュニケーションが求められ、治療をトラブルなくスムーズに進める必要があります。


本増刊号は、日常臨床で生じる治療やコミュニケーションにかかわる疑問に対し、小児歯科のエキスパートが乳歯列期、混合歯列期、永久歯列期別に回答を示した1冊です。

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歯科衛生士のための小児歯科のきほん

小児を診るためのファーストブック!

小児歯科で求められる歯科衛生士の業務は多岐にわたり、年齢ごとに横断的な知識が求められます。子どもたちとの触れ合いから治療、歯科保健指導などでかかわるなか、時には子どもたちの生活や家庭のなかへ踏み込む場合もあります。また、歯科衛生士は歯科医師と子ども・保護者を繫ぐ役割も担う必要があります。

本書では、歯科衛生士が最低限押さえておきたい小児歯科の基本事項を、読んで学び、書き込んで身につけることを趣旨としています。若手歯科衛生士はもちろん、知識が曖昧で整理できていない中堅歯科衛生士、新人教育を担当するチーフや院長など、あらゆる方が活用できる一冊です。

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子どものお口のスペシャリストになろう

小児歯科臨床を学びたい 歯科衛生士に最適!

本書では、小児矯正歯科、一般小児歯科、口腔外科的アプローチ、予防歯科など、多岐にわたる専門領域に焦点を当てながら、最新の研究結果や治療法に基づいた情報を提供しています。臨床ケースや実践的なアドバイスを交えながら、実践に役立てるようわかりやすくまとめております。

編集委員陣の広範な専門知識と実務経験により、『子どものお口のスペシャリストになろう』は、子どもの歯科医療に携わる専門家や学生にとって信頼できるガイドとなるでしょう。臨床での課題に対処するためのヒントや新たなアプローチについて学びたい方にとって、非常におすすめの一冊です。

https://www.dental-diamond.co.jp/item/471

小児歯科関連の専門書で幅広く知識を蓄えよう

今回紹介した7冊の専門書は、いずれも歯科医師や歯科分野の研究者が監修している専門的な内容が凝縮されており、実践に立つ情報が満載のものばかりです。イラストや写真などが多用され分りやすく編集されたテキストも多いことから、知見の習得やスキルアップにも役立つでしょう。

小児歯科の臨床力を向上させ、患者からの信頼を得るためにもぜひ参考にしてみてください。

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