Dd診断力てすと『上唇の腫瘤』

植月 亮1) 水田邦子1) 安藤俊範2) 相川友直1)
1)広島大学大学院医系科学研究科 口腔外科学 2)広島大学病院 口腔検査センター

月刊デンタルダイヤモンド誌に長年掲載され、読者の先生方に人気の「Dd診断力てすと」。
今回は2023年5月号より、「上唇の腫瘤」についてです。

ゼネラルデンタルカタログ

図❶ 初診時の口腔内写真

患者:29歳、男性
主訴:左側上唇の腫瘤形成
現病歴:患者は左側上唇の腫瘤形成を自覚した。近歯科医院を受診したところ、当科での精査を勧められ、同月に紹介受診となった。
既往歴:特記事項なし
家族歴:特記事項なし
現症
全身所見;体格は中等度、栄養状態は良好であった。
口腔内所見;左側上唇の粘膜下に直径5mm程度の腫瘤を触知した(図1)。腫瘤は可動性で弾性硬、圧痛は認めなかった。
画像所見;US検査では、左側上唇の粘膜下に7.3×5.1mm大の境界明瞭な腫瘤性病変を認めた。内部の血流は乏しかった。後方エコーが軽度増強していた。

Q 最も疑われる疾患名は?

① 粘液囊胞
② リンパ節の腫大
③ 多形腺腫

④ 脂肪腫

\こちらの回答は月刊 デンタルダイヤモンド 2023年5月号に掲載中!/

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