日本顕微鏡歯科学会第19回学術大会・総会開催される

 日本顕微鏡歯科学会第19回学術大会・総会(大会長:高橋慶壮氏:奥羽大歯)が、4月21日㈮〜23日㈰、ビッグパレットふくしま(福島県郡山市)において開催され、顕微鏡診療を行う歯科医師、歯科衛生士約500名が参加した。
 メインテーマを「口腔疾患に対する顕微鏡下の精密治療」とし、基調講演、特別講演、教育講演、シンポジウム、海外演者講演など多彩なプログラムが組まれた。
 シンポジウム1「マイクロスコープを利用した精密歯科医療の現状と展望」では、小原俊彦氏(茨城県開業)はマイクロスコープを使用した保険診療について解説。続いて、鈴川雅彦氏(広島県開業)は歯根表面に焦点を当てながら、拡大視野下における歯周治療の利点を述べた。
 最後に、河合竜志氏(茨城県開業)が歯科衛生士の予防業務におけるマイクロスコープの活用について講演した。拡大視野下での汚染物質の確認やデブライドメントにおける裸眼視野との比較など、自院の取り組みを紹介した。
 教育講演2「クラウン修復における初心者のためのマイクロスコープ活用法」では、菅原佳広氏(新潟県・月潟歯科クリニック)が、補綴領域でマイクロスコープを使用するメリットについて講演。支台歯形成における手順やマージン部の印象採得、歯肉圧排法の勘どころ、処置を確実なものにするための拡大視野下における見え方にも言及。多数の臨床のヒントを示し、聴講者の耳目を集めた。

デンタルダイヤモンド 2023年6月号

https://www.dental-diamond.co.jp/item/1140