第60回日本小児歯科学会大会開催される

 第60回日本小児歯科学会大会(大会長:白川哲夫氏・日大歯)が、5月19日㈭、20日㈮の両日、幕張メッセ国際会議場(千葉県千葉市)およびWeb配信によるハイブリッド形式で開催された。「心をつなぎ支えよう、子どもたちの明日を」をメインテーマに、特別講演や招聘講演、教育講演、女性小児歯科医・男女共同参画委員会企画セミナーなど、多様なプログラムが組まれた。
 教育講演2「子どものアレルギー疾患に対する治療と管理——最近の考え方」では、徳山研一氏(埼玉県立嵐山郷)が登壇。近年、子どものアレルギー疾患についての病態生理の解明およびエビデンスの集積が進み、その治療法や管理方針について大きなパラダイムシフト、つまり症状に応じて対応する・治癒を待つといった“待ちの姿勢”から、早期介入によって症状を予防・改善する“攻めの姿勢”に変わってきていることを紹介した。
 60周年記念大会企画講演「長期化するコロナ禍で子どもたちをどう支えるか」では、佐藤拓代氏(母子保健推進会議)が子ども虐待予防の親支援、岡田邦之氏(おかだこどもの森クリニック)が虐待を含めた新型コロナウイルス感染症が子どもたちや養育者に及ぼした影響、船山ひろみ氏(鶴大歯)が被虐待児早期発見の取り組みについて、それぞれ解説した。講演後、ディスカッション(写真)が行われ、小児歯科が子どもたちを救える意義とともに、実際に通報を行う難しさが改めて浮き彫りになった。

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