上顎洞は、副鼻腔のなかで最も大きく、その容積の増加は生理的な現象である。その成長は胎生3ヵ月ごろから始まり、20歳ごろに成長が終了する。しかしながら、上顎洞底の皮質骨壁が破骨細胞によって吸収されることで、歯槽頂や上顎大臼歯歯根周囲に陥入し、さらなる上顎洞容積の拡張が起こることがある。さらに上顎洞が拡張した症例では、小臼歯、犬歯、前歯部歯根まで拡張し、インプラント治療や矯正歯科治療に影響を与えることとなる。
一覧へ戻るRECOMMEND
-
診断力てすと
Dd診断力てすと『女児に認められた上顎前歯部の歯肉腫脹』デンタルダイヤモンド 2019年03月号 -
臨床に役立つすぐれモノ
臨床に役立つすぐれモノ『ウルトラファインバブル生成ノズル UFB DUALⓇ』デンタルダイヤモンド 2025年3月号 -
歯科治療
MIなエンドシステム“バシロジック”って何だ?|デンタルダイヤモンド2022年10月号 -
診断力てすと
Dd診断力てすと『上唇から鼻下の腫脹』デンタルダイヤモンド 2023年5月号 -
本のエッセンス
刊行にあたって:知っておきたい歯科における医療安全対策 大学病院での医科・歯科双方の視点から|本のエッセンス -
待合室の絵本
待合室の絵本コンシェルジュ『あまがえるりょこうしゃ トンボいけたんけん』:DHstyle 2023年4月号 -
本のエッセンス
序文/刊行にあたって:口腔機能発達不全症対応マニュアル 評価・診断・処置 積み重ねた知見を「いま」に生かす|本のエッセンス -
本のエッセンス
本のエッセンス|イケてる思考をもった歯科医療従事者が、この業界と子供の未来を楽しくする。:最強の歯科ミーティングバイブル2
カテゴリー
人気記事
記事、写真、表、イラスト、グラフ、動画、音声など、デンタルダイヤモンド社の発行物および各サイトで提供されるあらゆる形のコンテンツの著作権は、デンタルダイヤモンド社または、執筆者など正当な権利を持つ第三者に帰属しています。著作権法で、許諾無く利用できることが認められている場合を除き、コンテンツの一部または全部を無断で複製、公衆送信、翻案するといった利用はできません。