下顎総義歯を外そうとするとき、強い陰圧を感じる義歯。下顎安静時の義歯は顎堤の上に唾液を介して停止した状態になっているが、嚥下などで顎堤粘膜と相似形の義歯粘膜面が定位置に押し付けられると、中にある唾液が外に排出されて密着が起こる。その状態で義歯床全周を粘膜で辺縁封鎖することで、義歯床内部は陰圧になり、下顎総義歯の吸着が完成する。一度、義歯床内部の陰圧が得られれば、口を開いても義歯は浮き上がらない。
一覧へ戻るRECOMMEND
-
診断力てすと
Dd診断力てすと『広範な口腔粘膜の潰瘍性病変』デンタルダイヤモンド 2017年9月号 -
診断力てすと
Dd診断力てすと『女児に認められた上顎前歯部の歯肉腫脹』デンタルダイヤモンド 2019年3月号 -
Q&A
Q&A 税務 不動産所得と青色申告の特典|デンタルダイヤモンド 2022年11月号 -
診断力てすと
Dd診断力てすと『新生児の口腔内腫瘤』デンタルダイヤモンド 2017年3月号 -
ランキング
読者が選んだ 歯科書籍10冊:2022年8月 -
Q&A
Q&A その他 土足診療におけるチェアーの手入れ法|デンタルダイヤモンド 2017年9月号 -
デンタルダイヤモンド
書評:なぜ自費率50%の歯科医院をめざすのか -
待合室の絵本
待合室の絵本コンシェルジュ『チューリップ畑をつまさきで』:DHstyle 2024年冬号
カテゴリー
人気記事
記事、写真、表、イラスト、グラフ、動画、音声など、デンタルダイヤモンド社の発行物および各サイトで提供されるあらゆる形のコンテンツの著作権は、デンタルダイヤモンド社または、執筆者など正当な権利を持つ第三者に帰属しています。著作権法で、許諾無く利用できることが認められている場合を除き、コンテンツの一部または全部を無断で複製、公衆送信、翻案するといった利用はできません。