痛覚変調性疼痛は、末梢の神経障害を証明しうる所見や病歴が存在せず、感覚検査上は末梢の機能異常や中枢の疼痛調節機構の変調を示す痛みである。この痛みは従前心因性疼痛と呼ばれていたが、最近第3の痛みとして、本領域でトピックとなっている。歯科領域に生じる代表例として、口腔灼熱痛症候群(Burning mouth syndrome : BMS)や持続性特発性歯痛(Persistent idiopathic dentoalveolar pain : PIDAP)が挙げられる。 侵害受容性疼痛や神経障害性疼痛、痛覚変調性疼痛は単独で生じることもあれば、痛みの経過(慢性化)や心理社会的要因などからオーバーラップするケースも多い。
一覧へ戻るRECOMMEND
-
DHstyle
日本小児口腔発達学会設立記念講演会が開催される -
診断力てすと
Dd診断力てすと『繰り返す下顎智歯の疼痛』デンタルダイヤモンド 2018年8月号 -
ランキング
読者が選んだ 歯科書籍10冊:2022年6月 -
デンタルダイヤモンド
インプラントの臨床解剖学|デンタルダイヤモンド2022年9月号 -
歯科出版社のおすすめ書籍
歯科出版社がおすすめする『小児歯科』の専門書・本8選 -
Q&A
Q&A 法律 院長が出勤しない場合の責任の所在|デンタルダイヤモンド 2018年1月号 -
Q&A
Q&A 歯科一般 歯科におけるボツリヌス療法の臨床応用|デンタルダイヤモンド 2024年11月号 -
徹底追及どっちがどっち?
徹底追及どっちがどっち? エックス線フィルムセンサーVSエックス線ディジタルセンサー|デンタルダイヤモンド 1998年6月号
カテゴリー
人気記事
記事、写真、表、イラスト、グラフ、動画、音声など、デンタルダイヤモンド社の発行物および各サイトで提供されるあらゆる形のコンテンツの著作権は、デンタルダイヤモンド社または、執筆者など正当な権利を持つ第三者に帰属しています。著作権法で、許諾無く利用できることが認められている場合を除き、コンテンツの一部または全部を無断で複製、公衆送信、翻案するといった利用はできません。