位相差顕微鏡とは何か:歯科でどう役立つの?|歯科のための位相差顕微鏡 活用・実践マニュアル

位相差顕微鏡とは何か|歯科のための位相差顕微鏡 活用・実践マニュアル

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「位相差顕微鏡とは何か」の「歯科でどう役立つの?」についてです。

歯科でどう役立つの?

 位相差顕微鏡は、歯科の現場ではおもにプラーク(歯垢)中の細菌を観察するために使われています3)。とくに注目すべきは、細菌の姿や動きを、生きたまま、リアルタイムで観察できるという点です。
 これにより、①細菌の形態(丸い細菌や棒状の細菌など)、②細菌の運動性(活発さ、元気さ)、③プラークの成熟度(細菌の密度や活動の程度)などを、患者さんに負担をほとんどかけることなく、その場で確認することができます(図4)。
1982年に発表されたWolff LF らの研究でも、位相差顕微鏡を用いることで歯周ポケット内の細菌叢の状態や活動性を迅速かつ非侵襲的に評価できることが示されており、これが歯周病治療の診断や経過観察に大きく役立つことが報告されています4)

【参考文献】
3) Shulman J: Clinical evaluation of the phase contrast microscope as a motivational aid in oral hygiene.
Journal of the American Dental Association, 92(4): 759-765, 1976.

4) Wolff LF, Bandt C, Pihlstrom B, Brayer L: Phase contrast microscopic evaluation of subgingival plaque in combination with either conventional or antimicrobial home treatment of patients with periodontal inflammation. Journal of Periodontal Research, 17(5): 537-540, 1982.

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