Dd診断力てすと『下顎の大きな透過像』

安井光彦 Mitsuhiko YASUI
医療法人慈正会 丸山記念総合病院 歯科口腔外科
〒339-8521 埼玉県さいたま市岩槻区本町2-10-5

月刊デンタルダイヤモンド誌に長年掲載され、読者の先生方に人気の「Dd診断力てすと」。
今回は2024年1月号より、「下顎の大きな透過像」についてです。

ゼネラルデンタルカタログ

図❶ 初診時のパノラマX線写真
図❷ 同、CT画像

患者:48歳、男性
主訴:右頰部腫脹
現病歴:右頰部が腫れて近歯科医院を受診し、精査加療目的に当科紹介となる。
既往歴:特記事項なし
初診時現症:右頰部腫脹およびの動揺と遠心部より軽度排膿を認めた。
X線写真所見;右下顎骨体部から下顎枝にかけて、大きな透過像と埋伏智歯の歯根が下顎下縁から突出している所見を認めた(図1)。
CT画像所見;右側下顎骨体部から下顎枝部にかけて、骨壁の菲薄化と膨隆性透過像を認めた。内部にはairと、の埋伏を認め、その歯根は下顎下縁より突出していた。あきらかなの歯根吸収は認めなかった(図2)。

Q 最も疑われる疾患名は?

① 歯根囊胞
② エナメル上皮腫
③ 歯原性角化囊胞

④ 含歯性囊胞

\こちらの回答は月刊 デンタルダイヤモンド 2024年1月号に掲載中!/

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