どうする? 治らない顎関節症|デンタルダイヤモンド 2022年8月号

『月刊デンタルダイヤモンド 2022年8月号』をご紹介いたします。
巻頭特集では、顎関節症治療を取り上げました。初期治療が奏効しない顎関節症について、一般臨床医と口腔外科医のそれぞれの視点から対応を解説いただいた必見の内容です。

MRONJに関するポジションペーパーを紐解く

Ddセミナーでは、8年ぶりに改訂された米国口腔顎顔面外科学会のMRONJに関するポジションペーパーを紐解きながら、骨吸収抑制薬使用患者への歯科治療について詳述いただいております。

磁性アタッチメント義歯の臨床応用、他

その他にも、昨年保険導入された磁性アタッチメント義歯による臨床応用の勘どころを解説した記事や、破折歯に補綴前処置を施し、審美補綴を行ったケースプレゼンテーションなど、臨床力を高めるための興味深い論文が多数掲載されています。
注目記事が満載の8月号をぜひご覧ください。

CONTENTS(目次)

【巻頭特集】どうする? 治らない顎関節症

一般臨床医・口腔外科医それぞれの視点から
儀武啓幸・島田 淳・岡本俊宏・濱田良樹

顎関節の不調を訴える患者の対応に苦慮するケースは少なくありません。初期治療が奏効しない顎関節症は難治性のものなのか、それとも顎関節症以外の疾患であるのか、その診断・対応は難しく、一般臨床医が対応に苦慮した場合、大学病院などに紹介するケースも多くあります。
本特集では、一般臨床医および紹介を受ける大学病院それぞれの視点から、“治らない顎関節症”に対する実際の取り組みについて解説いただいています。

【Dd“MRONJ”セミナー】AAOMSポジションペーパー改訂で何が変わった?

骨吸収抑制薬使用患者への歯科治療
服部洋一・髙岡一樹・岸本裕充

超高齢社会の到来とともに、薬剤関連顎骨壊死(MRONJ)が増加の傾向にあります。2003年のMarxの報告以来、当初はそのリスク因子や処置方法など不明な点が多くありましたが、徐々にあきらかになっていることも多く、知識のアップデートが必要です。本特集では、8年ぶりに改訂された米国口腔顎顔面外科学会(AAOMS)によるMRONJ のポジションペーパーを紐解きながら、骨吸収抑制薬使用患者への歯科治療時の注意点やポイントについて、症例を交えて解説いただいています。

【誌上テーブルクリニック】
咀嚼を実感できる磁性アタッチメント義歯
西川 新

2021年9月に保険導入された磁性アタッチメント義歯は吸着が期待できない症例に対して有効であり、クラスプ義歯と比べて、歯への側方力の軽減や歯冠歯根比の改善が期待できます。
そして、オーバーデンチャーにすることで、残存歯の位置に制限されることなく人工歯を配列でき、咬合再構成を行いやすいのも利点です。
そこで症例を交えながら、「咀嚼を実感できる」磁性アタッチメント義歯製作の勘どころを解説いただいています。

【臨床スクエアケースプレ&アドバイス】
破折歯に対して補綴前処置を用いた前歯部審美修復
梶川聖太・谷尾和正】

【歯科医療専門弁護士 小畑 真の歯科事件簿】
「返金不可は通用しない!?」
小畑 真

【ESSAY】
愛されるキャラクターの秘密は?
木原浩勝

デンタルダイヤモンド2022年8月号
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