インプラントの臨床解剖学|デンタルダイヤモンド2022年9月号

『月刊デンタルダイヤモンド 2022年9月号』をご紹介いたします。
巻頭特集では、インプラント治療における臨床学的見地から捉えた解剖学をとりまとめました。下顎骨インプラント治療における口底部動脈の走行パターンなどの詳細かつ重要な情報は、手元に残しておきたい永久保存版です。

Ddセミナー

Ddセミナーでは日本ヘルスケア歯科学会と協働して、85歳を超える高齢患者への個別対応について、症例を提示しながらの誌上ディスカッションを掲載しました。患者や地域の特性を考慮しながら、高齢者へのヘルスケア診療を考察しています。

マイクロスコープを活用した臼歯部の支台歯形成のビジュアル企画、他

そのほかにもマイクロスコープを活用した臼歯部の支台歯形成のビジュアル企画や自費率向上のためのノウハウを紹介した経営座談会など、有益な情報が満載です。エッセイでは、漫画やアニメに登場するキャラクターの“歯”を科学的に分析しています。読みどころ盛りだくさんの9月号をぜひご覧ください。

CONTENTS(目次)

【巻頭特集】インプラントの臨床解剖学

口底部血管走行を知れば百戦危うからず
勝見祐二

コンピュータガイデッドサージェリーの普及に伴い、安全で確実性の高いインプラント治療が開業医にも浸透しています。しかし、新たな術式や器材を導入する前に、基本となる埋入手技の習得はもちろん、解剖学的な知識を理解することが前提であるのは論を俟ちません。本特集では、過去にインプラントおよび歯科界で大きく話題となった口底部出血の合併症に再度注目し、口底部動脈の走行パターンやインプラント埋入時の具体的な歯種別リスク判定方法など、開業医が押さえておきたい下顎骨インプラント治療を安全に行うためのノウハウを解説いただきました。
1.下顎骨インプラント手術における口底部出血の報告
2.口底部動脈の走行パターン
3.実際のインプラント手術を想定した歯種別リスク判定
4.口底部静脈叢における注意点
5.インプラント専門医からみた臨床的な回避や注意点 など
6.臨床例

【Dd“ヘルスプロモーション”セミナー】

診療室の延長線上で考えた85歳を超える高齢者の個別対応
足立 融・千草隆治・高橋 啓・秋元秀俊

これまで、85歳を超える高齢者に対する診療といえば、訪問診療に目が向けられがちでした。現在は通院可能な高齢者も増加しており、最期まで口から食べられるように、歯科医療従事者は全身および口腔の健康状態の維持に努めなければなりません。本特集では、高齢者診療に携わる歯科医師に、地域の歯科医院とし ての役割や対応について、ディスカッションを交えて解説いただきました。

【誌上テーブルクリニック】

マイクロスコープで魅せる臼歯部の支台歯形成
岩田 淳

【臨床スクエアケースプレ&アドバイス】

予後不安歯の保存に取り組んだ症例
奥平章人・藤関雅嗣

【誌上べしゃり会 医院経営の悩みにZoom】

自費率向上のための新たな一手とは
丸尾勝一郎・角 祥太郎・中原維浩・山本裕次郎

【ESSAY】

マンガ・アニメの世界のスゴイ歯たち
柳田理科雄

https://www.dental-diamond.co.jp/item/1088