2022年度MID-G総会が開催され、11,034名が視聴

 2022年度MID-G総会(代表理事:栗林研治氏・千葉県開業)が、3月26日㈰、「歯科界の未来への展望」をテーマにオンラインにて開催された(視聴者数:11,034名)。
 第一部では、田口円裕氏(東歯大)が「今後の歯科医療提供体制の在り方について」と題し発表。日本の社会保障の現状や歯科にかかわるデータを参照し、これからの歯科保健医療について、『「外科的モデル」の歯科治療から「予防・管理」型の歯科保健医療への転換』、『診療所完結型から「かかりつけ歯科医」を中心とした地域完結型の歯科保健医療への転換』などの方向性が私見として示された。
 第二部では、タレントのデヴィ夫人が「歯科界へ、ここまで言ってもよろしいかしら?」と題し、海外生活の経験から「日本人は歯を大切にする意識をいまよりももってほしい」と述べた。また、これからの時代を生きるうえで大切なのは「仕事を愛すること、自信をもつこと、悔いなく生きること」と視聴者へメッセージを送った。
 第三部では、荒井昌海氏(最高顧問:東京都開業)が「IDS2023レポート」と題し、ケルン国際デンタルショー(IDS)の様子を紹介。2013年のIDSから今回までの10年を俯瞰して、いま注
目すべきは「AI」と「Cloud」と述べ、最先端技術を紹介した。その後、MID-G理事の栗林氏、鬼頭広章氏(愛知県開業)、呉本勝隆氏(大阪府開業)、白﨑 俊氏(香川県開業)、山井裕生氏(神奈川県開業)を交えて意見交換が行われた。

デンタルダイヤモンド 2023年5月号

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