2024年度MID-G総会が、4月6日(日)、「歯科界の未来への展望」をテーマに、フリーアナウンサーの福田典子氏を司会に招き、オンラインにて開催された。
第一部では、「超越自我」と題して、元レスリング日本代表の吉田沙保里氏を招き、MID-G理事の鬼頭広章氏(愛知県開業)、呉本勝隆氏(大阪府開業)、白﨑 俊氏(兵庫県開業)、山井裕生氏(神奈川県開業)を交えたディスカッションが行われた。吉田氏は、自身のレスリングにかかわる経験を交えて、スタッフ教育や人生の歩み方などへの考え方・心構えを述べた。
第二部では、「持続可能な歯科医療の未来」をテーマに、高橋英登氏(日本歯科医師会会長)、小畑 真氏(弁護士法人小畑法律事務所)が発表。高橋氏は日本の歯科界の現状、診療報酬と保険制度の課題などを整理し、日本歯科医師会の果たす役割を述べた。また、小畑氏は「ルールの本質」「医療の特殊性」「生成AI・デジタル」の観点から、持続可能な歯科医療を検討した。その後、理事の4名に荒井昌海氏(東京都開業/MID-G最高顧問)を交え、国民皆歯科健診やAI・デジタルの活用などのディスカッションが行われた。
第三部では、3月下旬にドイツで開催されたケルン国際デンタルショーについて、荒井氏よりデンタルショーの模様の紹介や、国際的な潮流について考察がなされた。その後、理事の4名が登壇し、分野ごとに詳細な解説を行った。
2024年度MID-G総会開催される【月刊デンタルダイヤモンド 2025年5月号掲載】
