５月20日㈯、21日㈰、品川シーズンテラスカンファレンス（東京都港区）において、Women Dentists Club（女性歯科医師の会）総会（会長：天川由美子氏・東京都開業）が行われた（参加者：70名）。
１日目は会員発表として、６名の女性歯科医師が登壇した。元 聖愛氏（福岡県・ゲン歯科クリニック）は「歯科治療における疼痛のかかわり方〜東洋医学のすすめ〜」と題し、鎮痛薬投与が奏効しない急性疼痛に対し、置鍼と瀉血を用いて改善させた症例などを供覧。適切な診査・診断に基づいて東洋医学を併用するメリットを述べた。また、野地美代子氏と大石めぐみ氏（ともに福岡県開業）は、「診療連携への取り組み 一般臨床医と矯正歯科医が行った１症例」と題して講演。診療連携においては、基礎知識やゴールの共有が不可欠であると語った。
２日目は石川知弘氏（静岡県開業）が２題の講演を行った。午前の講演「チャレンジングサイトに対する再生療法」では、歯周組織再生療法が困難な症例に対処するための知識をアップデート。加えて、マイクロスコープで撮影した動画を用いて多数の症例を供覧しながら、外科処置における手技を余すことなく解説した。午後の講演「Peri implant site development for vertical hard and soft tissue loss」では、インプラント周囲組織に対して再生療法を行う際のポイントとして、非吸収性メンブレンと吸収性メンブレンの使い分けなどの多彩なトピックスを紹介した。
