下顎歯槽堤後端にある粘膜の隆起。前方は線維性組織が豊富で硬く、後方は腺組織が豊富で軟らかい。レトロモラーパッドは開閉口時に形態が変化し、とくに軟らかい後方部分は開口時には翼突下顎ヒダに引かれて垂直に立ち上がり、閉口時には舌側に倒れる。吸着下顎総義歯においては、義歯床後方の封鎖に関与し、閉口時の形態のレトロモラーパッドを義歯床で覆う必要がある。そのため、概形印象、精密印象共に閉口印象で行い、印象圧で変形しないように注意が必要である。
一覧へ戻るRECOMMEND
-
診断力てすと
Dd診断力てすと『突然の口唇腫脹』デンタルダイヤモンド 2021年5月号 -
DHstyle
日本小児口腔発達学会設立記念講演会が開催される -
歯科学会・イベント
OJ年次ミーティング第20回記念大会が盛大に開催される -
歯科治療
Column アスピリン喘息患者への鎮痛薬の投与|歯科におけるくすりの使い方2023-2026より -
歯科医師
Dd診断力てすと『頰部の腫脹』デンタルダイヤモンド 2024年5月号 -
Q&A
Q&A 歯科一般 半導体レーザーで非外科的歯周治療を行うポイント|デンタルダイヤモンド 2025年3月号 -
本のエッセンス
本のエッセンス|刊行にあたって:歯科医療専門弁護士 小畑 真の歯科事件簿2 スタッフ・契約編 -
歯科学会・イベント
バシロジック開発者エンリケ・バシ博士来日特別講演会開催される
カテゴリー
人気記事
記事、写真、表、イラスト、グラフ、動画、音声など、デンタルダイヤモンド社の発行物および各サイトで提供されるあらゆる形のコンテンツの著作権は、デンタルダイヤモンド社または、執筆者など正当な権利を持つ第三者に帰属しています。著作権法で、許諾無く利用できることが認められている場合を除き、コンテンツの一部または全部を無断で複製、公衆送信、翻案するといった利用はできません。