エンドクラウンとは、CAD/CAMシステムの進歩や接着技術の向上により導入された、比較的新しい補綴装置である。従来型クラウンと比較すると、歯質削除量が少ない点や、支台築造が不要な点などの長所がある。また、従来型クラウンでは対応の難しいクリアランスが不足するケースにおいても、エンドクラウンは補綴装置の厚みが確保でき、適応しやすい。
エンドクラウンはポストクラウンと混同されることがあるが、異なる補綴装置である。おもな違いはポスト構造の有無で、エンドクラウンはポストを必要とせず、髄腔に保持力を求める補綴装置のため、ポスト周囲の重大な歯根破折のリスクを避けられる。
※2024年の診療報酬改定でエンドクラウンが保険収載される

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