10月11日(土)、12日(日)、御茶ノ水ソラシティ(東京都千代田区)において、第13回日本包括歯科臨床学会学術大会・総会(大会長:川口 敦氏・東京都開業)が開催された(参加者:約250名)。「包括歯科臨床における真髄」をテーマに、多彩な講演が行われた。
小児矯正・咬合育成セッションでは、大八木孝昌氏(神奈川県開業)、川口 敦氏(東京都開業)、筒井武男氏(福岡県・筒井歯科・矯正歯科医院)が登壇。なかでも川口氏は「健全な顎口腔系の発育を促した小児症例」と題し、小児の咬合療法における発達段階に応じた介入手段を紹介し、病因を踏まえた診断や歯科衛生士による態癖指導が欠かせないと強調した。
顎口腔機能障害治療セッションでは、川端秀治氏(北海道開業)と倉田 豊氏(埼玉県開業)が登壇。なかでも倉田氏は「咬合療法の視点から診る顎口腔機能障害」をテーマに、他院の補綴治療により下顎位および咬合異常をきたした患者の症例を提示した。咬合療法を適応したことで、口腔機能の改善はもちろん、肩こりや耳鳴りなども改善する場合もあると解説した。
包括歯科臨床の真髄2「開業して50年 長期症例から学ぶ」では、筒井照子氏(筒井歯科・矯正歯科医院)をメインに、コメンテーターとして秋元秀俊氏㈲秋編集事務所)が登壇した。
筒井氏は開業から40年以上来院を続ける患者の症例を提示し、秋元氏は同患者への取材経験から患者や編集者視点でのコメントを述べた。

![歯科医療従事者のための専門メディア : Dental Diamond[デンタルダイヤモンド]](https://dental-diamond.jp/pages/wp-content/uploads/2022/05/cropped-名称未設定d.png)




















