生理的な機能咬合を確立するには、生体における4つのルールの理解が必要である。
Ⅰ ホモサピエンスにおける進化的背景のルール
Ⅱ 個体成長の過程におけるルール
Ⅲ 顎顔面頭蓋における成長発育のルール
Ⅳ 成長発育における歯の萌出と機能のルール
これらのルールから診えてくる点は、顎顔面頭蓋の垂直的問題である。
従って、生理的な機能咬合への近道は、生体の垂直的適応能力をうまく引き出し、その個体の持っている条件下で無理のない機能を獲得することにある。
そのためには、顔面骨格・あごの位置(下顎位)・かみ合わせ(咬合平面)それぞれを調和の取れた関係に修復する必要がある。
本コースは、特に不正咬合における生理的な機能咬合の確立をめざして顎機能診断器、新素材ワイヤーを用いた矯正テクニック、機能的セファロ分析、咬合器による機能診断等の実習を通じて、調和の取れた関係に修復するために必要な垂直的高径と咬合平面のコントロールの修復を目的としている。
講師
- 白数 明義先生 白数デンタルオフィス/岡山市
- 白数 正義先生 白数デンタルオフィス/岡山市
講演内容
第1回:セファロ分析と診断
第2回:ワイヤーベンディングとそのテクニックについて
第3回:咬合再構成に必要な顎機能診断
第4回:総合診断に必要なデータ収集と分析、治療計画の立案から治療ゴールまで
8日間コーススケジュール
[第1回] セファロ分析と診断
2024年09月15日(日) AM10:00-PM6:00
2024年09月16日(月・祝) AM9:00-PM5:00
[第2回] 新素材ワイヤーベンディングとそのテクニックについて
2024年10月13日(日) AM10:00-PM6:00
2024年10月14日(月・祝) AM9:00-PM5:00
[第3回] キャディアックスを使用した咬合再構成に必要な顎機能診断
2024年11月03日(日) AM10:00-PM6:00
2024年11月04日(月・祝) AM9:00-PM5:00
[第4回] 診断、治療計画立案実習、アライナー装置への応用
2024年12月07日(土) AM10:00-PM6:00
2024年12月08日(日) AM9:00-PM5:00
会場
定員
18名
参加費
484,000円(実習材料費、模型代、昼食、消費税込)
お問合わせ先
白水貿易株式会社 セミナー受付係
TEL 06-6396-4411
受付時間 平日 10 時~ 16 時(土日祝日除く)