特定の抗菌薬や抗ウイルス薬が効きにくくなる、または効かなくなることを「薬剤耐性」という。英語ではAntimicrobial Resistance(AMR)という。耐性を獲得した細菌やウイルスが増加すると薬が効かなくなり、これまでは適切に治療すれば軽症で回復できた感染症の治療が難しくなって重症化しやすくなり、さらには死に至ることもある。
内閣官房新型コロナウイルス等感染症対策推進室の資料から改変 https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/infection/activities/amr.html