レトロモラーパッド基底部外縁から頰側に向かって走行する小帯状の粘膜の張り。1997年に染谷成一郎氏により報告された。目視で確認できるものは約10%、頬粘膜を伸展すると発現するものが約20%ある。下顎総義歯の辺縁で同部位を覆った場合、咀嚼や嚥下時の機能運動によって不随意に緊張し、義歯の辺縁封鎖を破綻させる可能性がある。そのため、頰小帯への対応などと同様に、精密印象時の個人トレー外形においても染谷のスジを避け、義歯を製作する必要がある。
一覧へ戻るRECOMMEND
-
エンドクラウン
低侵襲な修復治療を実現するエンドクラウン|デンタルダイヤモンド2023年9月号 -
DHstyle
【感染制御学ノート】vol.130 新型コロナウイルス(続報27):DHstyle 2022年10月号 -
Q&A
Q&A その他 スタッフの学会・セミナー参加を院内で共有するコツ|デンタルダイヤモンド 2024年3月号 -
デンタルダイヤモンド
Q&A その他 口腔内写真撮影における スマホカメラの可能性|デンタルダイヤモンド 2023年9月号 -
Q&A
Q&A 法律 成年年齢の引き下げによって何が変わるか|デンタルダイヤモンド 2022年3月号 -
本のエッセンス
本のエッセンス|はじめに:“失敗ゼロ”のCR修復 -
診断力てすと
Dd診断力てすと『歯肉の腫脹』デンタルダイヤモンド 2020年1月号 -
診断力てすと
Dd診断力てすと『突然の顎関節の強い自発痛』デンタルダイヤモンド 2024年4月号
カテゴリー
人気記事
記事、写真、表、イラスト、グラフ、動画、音声など、デンタルダイヤモンド社の発行物および各サイトで提供されるあらゆる形のコンテンツの著作権は、デンタルダイヤモンド社または、執筆者など正当な権利を持つ第三者に帰属しています。著作権法で、許諾無く利用できることが認められている場合を除き、コンテンツの一部または全部を無断で複製、公衆送信、翻案するといった利用はできません。