下顎総義歯を外そうとするとき、強い陰圧を感じる義歯。下顎安静時の義歯は顎堤の上に唾液を介して停止した状態になっているが、嚥下などで顎堤粘膜と相似形の義歯粘膜面が定位置に押し付けられると、中にある唾液が外に排出されて密着が起こる。その状態で義歯床全周を粘膜で辺縁封鎖することで、義歯床内部は陰圧になり、下顎総義歯の吸着が完成する。一度、義歯床内部の陰圧が得られれば、口を開いても義歯は浮き上がらない。
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