Marshによって発表された、過剰に摂取された糖を口腔内常在菌が代謝して酸を産生することで、酸性環境下で生存可能なミュータンス菌やラクトバチルス菌の比率が高まり、口腔内の酸性化が進むことで最終的に脱灰が進み、 う蝕に至ってしまうという説である。従来のミュータンス菌などの特定の細菌がう蝕の原因であるという特異的プラーク仮説と異なり、現在ではう蝕にミュータンス菌が含まれないものも存在するという報告がある。あらゆる細菌がう蝕と関連しており、う蝕予防においては特定の細菌を減らすことではなく行動変容を促すことこそが本質である。
一覧へ戻るRECOMMEND
-
Q&A
Q&A 法律 自転車の運転にかかわる罰則強化|デンタルダイヤモンド 2025年1月号 -
全身疾患
本のエッセンス|刊行にあたって:歯周病と全身疾患 最新エビデンスに基づくコンセンサス Second Edition -
歯科治療
MIなエンドシステム“バシロジック”って何だ?|デンタルダイヤモンド2022年10月号 -
本のエッセンス
本のエッセンス|はじめに:臨床の玉手匣 小児歯科篇 -
本のエッセンス
本のエッセンス|刊行にあたって:精密歯科治療 ここまできたか!マイクロスコープいろいろ活用術 -
本のエッセンス
刊行にあたって:咬耗と人類生物学的現象 人類の誕生から探る歯科治療|本のエッセンス -
歯科医師
Dd診断力てすと『頰部の腫脹』デンタルダイヤモンド 2024年5月号 -
診断力てすと
Dd診断力てすと『口腔粘膜色素異常の鑑別』デンタルダイヤモンド 2021年8月号
カテゴリー
人気記事
記事、写真、表、イラスト、グラフ、動画、音声など、デンタルダイヤモンド社の発行物および各サイトで提供されるあらゆる形のコンテンツの著作権は、デンタルダイヤモンド社または、執筆者など正当な権利を持つ第三者に帰属しています。著作権法で、許諾無く利用できることが認められている場合を除き、コンテンツの一部または全部を無断で複製、公衆送信、翻案するといった利用はできません。