2024.03.06ポストクラウン エンドクラウンとポストクラウン(歯冠継続歯)は、混同されることがあるが、異なる補綴装置である。おもな違いはポスト構造の有無にある。ポストクラウンはポストを有し、過去には前歯部の大きな崩壊に対して単独の補綴として用いられてきた。しかし、重大な歯根破折のリスクが高いなどの問題から、現在ではほとんど使用されていない。 一方、エンドクラウンはポストを必要とせず、髄腔に保持力を求める補綴装置のため、ポスト周囲の重大な歯根破折のリスクを避けられる。 デンタルダイヤモンド2023年9月号 一覧へ戻る