第31回日本医学会総会(会頭:春日雅人氏・朝日生命成人病研究所/医師)が、東京国際フォーラムをはじめとする丸の内エリアの各会場において開催された。
「ビッグデータが拓く未来の医学と医療~豊かな人生100年時代を求めて~」をメインテーマに、博覧会(4月15日㈯〜23日㈰)、学術展示(4月20日㈭〜23日㈰)、学術集会(4月21日㈮〜23日㈰)が行われ、医師をはじめとする各職種の医療関係者や一般参加者などが足を運んだ(来場者:357,267名[一般を含む])。
学術集会の特別講演では、堀 憲郎氏(日本歯科医師会会長)、井上惠司氏(東京都歯科医師会会長)、住友雅人氏(日本歯科医学会会長)が登壇し、それぞれの立場から口腔内の健康と全身の健康のかかわりを解説し、医科歯科連携の重要性を訴えた。
堀氏は、「健康寿命の延伸に向けて~口腔の健康と全身の健康~」と題し、「歯科医療の過去・現在・未来」をテーマに、「う蝕の洪水」と呼ばれた時代やわが国におけるう蝕予防の歩みを振り返り、う蝕が減った現在では歯科医療のニーズが変化してきている点を解説。日本歯科医師会が取り組んでいる口腔の健康と全身の健康のかかわりに関するエビデンスの収集と、医療政策への反映について述べた。
また、日本歯科医師会企画として、周術期対応と摂食嚥下障害対応をテーマに医科歯科連携に関するシンポジウムも開催され、医科・歯科双方の視点から議論が交わされた。
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