3月13日㈰、AP新橋(東京都港区)およびZoomにて、5-D Japan第12回総会が開催された(参加者:350名)。「5-D Japan Next generation ~次世代への継承Ⅰ~」をテーマに、各分野から次世代を担う歯科医師がシンポジストとして登壇し、その成果を供覧した。
午前の部では、若手メンバーである椛沢岳芳氏(神奈川県開業)、石倉千尋氏(石川県開業)、大杉和輝氏(三重県開業)、松本圭史氏(東京都開業)が登壇した。松本氏は、「Socket Shield Techniqueを論文から考察する」と題して発表。参考文献を交えながら、ソケットシールドテクニックを活用したインプラント症例などを示し、適応症やシールドの厚み・長さ・位置といった要素を考察した。
午後の部では、インストラクターを務める藍 浩之氏(愛知県開業)、石川 亮氏(兵庫県開業)、神津 聡氏(東京都開業)、吉松繁人氏(福岡県開業)が登壇。石川氏は「歯内治療で患者を治癒に導くための必要な診査・診断と治療の正確性」と題し、自身の日常臨床で判断に迷った症例や患者の希望を叶えるべく苦慮した症例などを提示しながら、良好な予後に導くために必要な治療の正確性について述べた。
各講演後には、若手・ベテランを問わず活発なディスカッションが交わされ、テーマに掲げた「次世代への継承」を体現した充実の一日となった。
最後にファウンダーを務める南 昌宏氏(大阪府開業)が挨拶に立ち、盛会裏に閉幕した。