レトロモラーパッド基底部外縁から頰側に向かって走行する小帯状の粘膜の張り。1997年に染谷成一郎氏により報告された。目視で確認できるものは約10%、頬粘膜を伸展すると発現するものが約20%ある。下顎総義歯の辺縁で同部位を覆った場合、咀嚼や嚥下時の機能運動によって不随意に緊張し、義歯の辺縁封鎖を破綻させる可能性がある。そのため、頰小帯への対応などと同様に、精密印象時の個人トレー外形においても染谷のスジを避け、義歯を製作する必要がある。
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