10月18日(土)、19日(日)の両日、日本歯科大学生命歯学部九段ホール(東京都千代田区)において、日本歯科薬物療法学会、日本口腔感染症学会(ともに大会長:松野智宣氏・日歯大)、日本歯科東洋医学会(大会長:山口孝二郎氏・昭和医科大)の三学会による合同学術大会が開催された(参加者:約300名)。大会テーマを「TRILOGY ~伝統・革新・融合3つの叡智がもたらすもの」とし、それぞれの学会の特徴を活かした歯科における薬物療法や感染対策などの講演が企画された。
教育講演1「歯科医師は現在、難治性の痛みと違和感にどのように対処すべきか─舌痛症・咬合違和感症候群・認知行動療法─」では和気裕之氏(神奈川県開業)が登壇。近年の歯科における「痛み」の捉え方と対応について整理するとともに、舌痛症や咬合違和感症候群の診断および認知行動療法や漢方療法について解説した。
金子明寛氏(池上総合病院 歯科口腔外科)が座長を務めた三学会合同シンポジウム「三学会の現在・過去・未来」では、岩渕博史氏(国際医療福祉大)、山口氏、岸本裕充氏(兵庫医科大)がそれぞれ登壇し、各学会の新たな取り組みや連携について意見が交わされた。
シンポジウム1「不定愁訴に対する薬物アプローチ」では3名の演者が登壇。なかでも島田淳氏(東京都開業)は「歯科で不定愁訴に対峙するということ」と題し、自身の臨床例を示しつつ、患者対応や他科との連携の要諦を解説した。

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