平石幸裕
Yukihiro HIRAISHI
和歌山県立医科大学医学部 口腔顎顔面外科学講座
〒641-8509 和歌山県和歌山市紀三井寺811-1

図❶ 初診時のパノラマX線写真

図❷ 紹介先から提供されたデンタルX線写真
患者:61歳、男性
主訴:5の違和感
既往歴:特記事項なし
現病歴:20年以上前より5の違和感を自覚するも放置。近歯科医院にてパノラマX線撮影をしたところ、5に透過像を認め、精査・加療目的に当科を紹介され受診した。
現症:
口腔外所見:顔貌は左右対称で、腫脹、発赤などは認めなかった。
口腔内所見:5の打診痛、動揺はなく、周囲歯肉の腫脹、圧痛も認めなかった。
画像所見:パノラマおよびデンタルX線写真にて、右上5歯根周囲から根尖部にかけて、境界明瞭な透過像のなかに、粒状の不透過像を含む像を呈していた(図❶❷)。
主訴:5の違和感
既往歴:特記事項なし
現病歴:20年以上前より5の違和感を自覚するも放置。近歯科医院にてパノラマX線撮影をしたところ、5に透過像を認め、精査・加療目的に当科を紹介され受診した。
現症:
口腔外所見:顔貌は左右対称で、腫脹、発赤などは認めなかった。
口腔内所見:5の打診痛、動揺はなく、周囲歯肉の腫脹、圧痛も認めなかった。
画像所見:パノラマおよびデンタルX線写真にて、右上5歯根周囲から根尖部にかけて、境界明瞭な透過像のなかに、粒状の不透過像を含む像を呈していた(図❶❷)。
Q 最も疑われる疾患名は?
① セメント芽細胞腫
② 歯牙腫
③ 腐骨
④ 歯石