Dd診断力てすと『下顎骨の骨破壊を伴った病変』デンタルダイヤモンド 2025年2月号

Dd診断力てすと『下顎骨の骨破壊を伴った病変』デンタルダイヤモンド 2025年2月号

金 秀樹 Hideki KON
奥羽大学歯学部 口腔外科学講座

月刊デンタルダイヤモンド誌に長年掲載され、読者の先生方に人気の「Dd診断力てすと」。
今回は2025年2月号より、「
下顎骨の骨破壊を伴った病変」についてです。


ゼネラルデンタルカタログ
図❶ 初診時の口腔内写真
図❶ 初診時の口腔内写真
図❷ 同、デンタルX線写真
図❷ 同、デンタルX線写真
図❸ 同、CT 画像
図❸ 同、CT 画像

患者:33歳、男性
主訴:右側下顎骨の痛み
既往歴・家族歴:特記事項なし
現病歴:近医歯科医院での根管治療を行っていたが、予後不良で疼痛増大のため当院総合歯科を受診した。急性化膿性根尖性歯周炎の診断のもと、消炎、根管治療を継続したが、疼痛範囲が拡大し、およびの根管治療を追加で行った。その後も症状の改善はなく、右側下顎臼歯部歯肉より骨露出が出現したため、精査加療目的に当科初診となった。
口腔外所見:顔貌は左右対称であり、開口障害やオトガイ部の知覚鈍麻は認めなかった。
口腔内所見:口腔清掃状態は不良であり、多数のう蝕を認め、およびに軽度の動揺と打診痛、同部頰側歯肉の腫脹、排膿および一部骨の露出を認めた。
X線所見および部に、辺縁不整の骨吸収像を認めた。
CT所見およびを中心として、び漫性に広がる骨破壊像や頰側皮質骨の融解像を認めた。
血液検査所見:白血球数 9,400/μL、好中球55.4%、CRP 0.59㎎/dL。

Q 最も疑われる疾患名は?

① 骨肉腫
顎放線菌症
③ 下顎骨骨髄炎

骨内扁平上皮癌

\こちらの回答は月刊 デンタルダイヤモンド 2025年2月号に掲載中!/

デンタルダイヤモンド 2025年2月号

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