石川恵生 Shigeo ISHIKAWA
山形大学医学部 歯科口腔・形成外科学講座
〒990-9585 山形県山形市飯田西2-2-2
患者:81歳、男性
主訴:左舌の痛み
既往歴:慢性腎臓病(G4A3)、認知症、糖尿病、高尿酸血症、高血圧のため近医内科に通院中。
内服薬:シルニジピン錠、ネキシウムカプセル、フェブリク錠、ユリーフ錠、ニフェジピンCR錠、ウルソデオキシコール酸錠、フロセミド錠、ドキサゾシン錠、センノシド錠、リバスタッチパッチ。
現病歴:約2週間前、食事中に舌の痛みを自覚した。上記既往のために通院中の近医内科に相談したところ、舌の病変を指摘され、かかりつけ歯科医院へ紹介された。舌の潰瘍性病変の精査・加療を目的に、即日かかりつけ歯科より当科を紹介受診となった。
家族歴:特記事項なし
現症:
全身所見;栄養状態良好、体温36.5℃、バイタルサインは安定していた
口腔外所見;顔貌は左右対称で、頸部リンパ節の腫脹は認めなかった。
口腔内所見;左舌縁部に長径約35㎜の外向性腫瘤を認めた(図1)。病変の中心部は潰瘍を形成し、その周囲には強い硬結を触知した。
主訴:左舌の痛み
既往歴:慢性腎臓病(G4A3)、認知症、糖尿病、高尿酸血症、高血圧のため近医内科に通院中。
内服薬:シルニジピン錠、ネキシウムカプセル、フェブリク錠、ユリーフ錠、ニフェジピンCR錠、ウルソデオキシコール酸錠、フロセミド錠、ドキサゾシン錠、センノシド錠、リバスタッチパッチ。
現病歴:約2週間前、食事中に舌の痛みを自覚した。上記既往のために通院中の近医内科に相談したところ、舌の病変を指摘され、かかりつけ歯科医院へ紹介された。舌の潰瘍性病変の精査・加療を目的に、即日かかりつけ歯科より当科を紹介受診となった。
家族歴:特記事項なし
現症:
全身所見;栄養状態良好、体温36.5℃、バイタルサインは安定していた
口腔外所見;顔貌は左右対称で、頸部リンパ節の腫脹は認めなかった。
口腔内所見;左舌縁部に長径約35㎜の外向性腫瘤を認めた(図1)。病変の中心部は潰瘍を形成し、その周囲には強い硬結を触知した。
Q 最も疑われる疾患名は?
① 紅板症
② 咬傷
③ 癌
④ カンジダ症
\こちらの回答は月刊 デンタルダイヤモンド 2024年9月号に掲載中!/
▽月刊デンタルダイヤモンドのバックナンバーはこちら▽
https://www.dental-diamond.co.jp/list/103
▽診断力てすとのバックナンバーはこちら▽
https://dental-diamond.jp/test.html
月刊デンタルダイヤモンド誌に長年掲載され、読者の先生方に人気の「Dd診断力てすと」。
今回は2024年9月号より、「舌の潰瘍性病変」についてです。