Dd診断力てすと『舌の潰瘍性病変』デンタルダイヤモンド 2024年9月号

Dd診断力てすと『舌の潰瘍性病変』デンタルダイヤモンド 2024年9月号

石川恵生 Shigeo ISHIKAWA
山形大学医学部 歯科口腔・形成外科学講座
〒990-9585 山形県山形市飯田西2-2-2

月刊デンタルダイヤモンド誌に長年掲載され、読者の先生方に人気の「Dd診断力てすと」。
今回は2024年9月号より、「
舌の潰瘍性病変」についてです。


ゼネラルデンタルカタログ

図❶ 初診時の左舌縁部
図❶ 初診時の左舌縁部

患者:81歳、男性
主訴:左舌の痛み
既往歴:慢性腎臓病(G4A3)、認知症、糖尿病、高尿酸血症、高血圧のため近医内科に通院中。
内服薬:シルニジピン錠、ネキシウムカプセル、フェブリク錠、ユリーフ錠、ニフェジピンCR錠、ウルソデオキシコール酸錠、フロセミド錠、ドキサゾシン錠、センノシド錠、リバスタッチパッチ。
現病歴:約2週間前、食事中に舌の痛みを自覚した。上記既往のために通院中の近医内科に相談したところ、舌の病変を指摘され、かかりつけ歯科医院へ紹介された。舌の潰瘍性病変の精査・加療を目的に、即日かかりつけ歯科より当科を紹介受診となった。
家族歴:特記事項なし
現症
全身所見;栄養状態良好、体温36.5℃、バイタルサインは安定していた
口腔外所見;顔貌は左右対称で、頸部リンパ節の腫脹は認めなかった。
口腔内所見;左舌縁部に長径約35㎜の外向性腫瘤を認めた(図1)。病変の中心部は潰瘍を形成し、その周囲には強い硬結を触知した。

Q 最も疑われる疾患名は?

① 紅板症
咬傷
③ 癌

カンジダ症

\こちらの回答は月刊 デンタルダイヤモンド 2024年9月号に掲載中!/

デンタルダイヤモンド 2024年9月号 表紙

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