望月 航 Wataru MOCHIZUKI
小笠原健文 Takefumi OGASAWARA
町田市民病院 歯科・歯科口腔外科
〒194-0023 東京都町田市旭町2-15-41
患者:32歳、女性
主訴:開口時違和感、口が開けづらい
既往歴:心室性期外収縮
家族歴:特記事項なし
現病歴:2~3年前から両側下顎に違和感があり、近歯科にて顎関節症と診断された。ナイトガード作製などの処置によって一時寛解したが、開口障害を自覚していた。最近になり右顎下部に疼痛、咽頭痛、嚥下痛、開口時痛を発症したため、当科を受診した。
全身所見:発熱や倦怠感は認めなかった
口腔外所見:顔貌は左右対称。耳前部、顎下部に腫脹は認めなかった。
口腔内所見:ワルトン管開口部からの唾液流出は正常であった。口腔内に発赤、腫脹など急性炎症所見は認めなかったが、右側口蓋扁桃部に圧痛を認めた。
右側顎関節部の開口時痛(+)。咀嚼筋のあきらかな筋性疼痛なく、開口量は25㎜、両側顎関節にクリック音、クレピタス音は認めなかった。
主訴:開口時違和感、口が開けづらい
既往歴:心室性期外収縮
家族歴:特記事項なし
現病歴:2~3年前から両側下顎に違和感があり、近歯科にて顎関節症と診断された。ナイトガード作製などの処置によって一時寛解したが、開口障害を自覚していた。最近になり右顎下部に疼痛、咽頭痛、嚥下痛、開口時痛を発症したため、当科を受診した。
全身所見:発熱や倦怠感は認めなかった
口腔外所見:顔貌は左右対称。耳前部、顎下部に腫脹は認めなかった。
口腔内所見:ワルトン管開口部からの唾液流出は正常であった。口腔内に発赤、腫脹など急性炎症所見は認めなかったが、右側口蓋扁桃部に圧痛を認めた。
右側顎関節部の開口時痛(+)。咀嚼筋のあきらかな筋性疼痛なく、開口量は25㎜、両側顎関節にクリック音、クレピタス音は認めなかった。
Q 最も疑われる疾患名は?
① 顎放線菌症
② 顎関節強直症
③ 茎状突起過長症
④ 顎関節症
\こちらの回答は月刊 デンタルダイヤモンド 2024年8月号に掲載中!/
▽月刊デンタルダイヤモンドのバックナンバーはこちら▽
https://www.dental-diamond.co.jp/list/103
▽診断力てすとのバックナンバーはこちら▽
https://dental-diamond.jp/test.html
月刊デンタルダイヤモンド誌に長年掲載され、読者の先生方に人気の「Dd診断力てすと」。
今回は2024年8月号より、「開口時の違和感および咽頭痛、嚥下痛」についてです。