Dd診断力てすと『開口時の違和感および咽頭痛、嚥下痛』デンタルダイヤモンド 2024年8月号

Dd診断力てすと『開口時の違和感および咽頭痛、嚥下痛』デンタルダイヤモンド 2024年2月号

望月 航 Wataru MOCHIZUKI
小笠原健文 Takefumi OGASAWARA
町田市民病院 歯科・歯科口腔外科
〒194-0023 東京都町田市旭町2-15-41

月刊デンタルダイヤモンド誌に長年掲載され、読者の先生方に人気の「Dd診断力てすと」。
今回は2024年8月号より、「
開口時の違和感および咽頭痛、嚥下痛」についてです。


ゼネラルデンタルカタログ

図❶ 初診時のパノラマX 線写真|開口時の違和感および咽頭痛、嚥下痛
図❶ 初診時のパノラマX 線写真
図❷ 初診時のCT 写真|開口時の違和感および咽頭痛、嚥下痛
図❷ 初診時のCT 写真

患者:32歳、女性
主訴:開口時違和感、口が開けづらい
既往歴:心室性期外収縮
家族歴:特記事項なし
現病歴:2~3年前から両側下顎に違和感があり、近歯科にて顎関節症と診断された。ナイトガード作製などの処置によって一時寛解したが、開口障害を自覚していた。最近になり右顎下部に疼痛、咽頭痛、嚥下痛、開口時痛を発症したため、当科を受診した。
全身所見:発熱や倦怠感は認めなかった
口腔外所見:顔貌は左右対称。耳前部、顎下部に腫脹は認めなかった。
口腔内所見:ワルトン管開口部からの唾液流出は正常であった。口腔内に発赤、腫脹など急性炎症所見は認めなかったが、右側口蓋扁桃部に圧痛を認めた。
 右側顎関節部の開口時痛(+)。咀嚼筋のあきらかな筋性疼痛なく、開口量は25㎜、両側顎関節にクリック音、クレピタス音は認めなかった。

Q 最も疑われる疾患名は?

① 顎放線菌症
顎関節強直症
③ 茎状突起過長症

顎関節症

\こちらの回答は月刊 デンタルダイヤモンド 2024年8月号に掲載中!/

デンタルダイヤモンド 2024年8月号 表紙

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