山本哲也 Tetsuya YAMAMOTO
高知大学医学部 歯科口腔外科学講座
〒783-8505 高知県南国市岡豊町小蓮185-1
患者:40代、男性
主訴:右側口蓋粘膜の腫脹
既往歴:特記事項なし
現病歴:初診10日ほど前、右側口蓋粘膜に腫脹を自覚したが放置していた。その後、腫脹が改善しなかったため近在歯科医院を受診し、局所麻酔下に穿刺されるも排膿が認められなかったため、当科に紹介となる。
現症:
口腔外所見;特記事項なし。
口腔内所見;45 口蓋側粘膜に半球状の腫瘤が認められた(図1)。腫瘤は弾性軟で波動は触知せず、表面粘膜は穿刺によると思われる点状の発赤を認める以外は正常であった。咬合に特記すべき異常は認められなかった。
画像所見:デンタルX線写真では、4には根管充塡がなされているがややアンダーで、根尖部に小指頭大のX線透過像が認められた(図2)。
主訴:右側口蓋粘膜の腫脹
既往歴:特記事項なし
現病歴:初診10日ほど前、右側口蓋粘膜に腫脹を自覚したが放置していた。その後、腫脹が改善しなかったため近在歯科医院を受診し、局所麻酔下に穿刺されるも排膿が認められなかったため、当科に紹介となる。
現症:
口腔外所見;特記事項なし。
口腔内所見;45 口蓋側粘膜に半球状の腫瘤が認められた(図1)。腫瘤は弾性軟で波動は触知せず、表面粘膜は穿刺によると思われる点状の発赤を認める以外は正常であった。咬合に特記すべき異常は認められなかった。
画像所見:デンタルX線写真では、4には根管充塡がなされているがややアンダーで、根尖部に小指頭大のX線透過像が認められた(図2)。
Q 最も疑われる疾患名は?
① 唾液腺腫瘍
② 線維性エプーリス
③ 口蓋膿瘍
④ 歯根囊胞
\こちらの回答は月刊 デンタルダイヤモンド 2024年7月号に掲載中!/
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月刊デンタルダイヤモンド誌に長年掲載され、読者の先生方に人気の「Dd診断力てすと」。
今回は2024年7月号より、「口蓋の腫脹」についてです。