Dd診断力てすと『右顎下部の腫脹』デンタルダイヤモンド 2025年4月号

Dd診断力てすと『右顎下部の腫脹』デンタルダイヤモンド 2025年4月号

加藤久視 Hisashi KATO 濱田裕嗣 Yuji HAMADA
SUBARU健康保険組合太田記念病院 歯科口腔外科

月刊デンタルダイヤモンド誌に長年掲載され、読者の先生方に人気の「Dd診断力てすと」。
今回は2025年4月号より、「
右顎下部の腫脹」についてです。


ゼネラルデンタルカタログ
図❶ 初診時の顎下部写真
図❶ 初診時の顎下部写真
図❷ 初診時のパノラマX線写真
図❷ 初診時のパノラマX線写真
図❸ 初診時の造影CT画像
a:顎下部
b:鎖骨上部
c:肺上葉部
図❸ 初診時の造影CT画像 a:顎下部 b:鎖骨上部 c:肺上葉部

患者:27歳、女性、フィリピン国籍
主訴:右顎下部の腫脹
家族歴・既往歴:特記事項なし
アレルギー:特記事項なし
現病歴:右顎下部の腫脹を自覚したため歯科医院を受診。智歯周囲炎からの右顎下部蜂巣炎の診断にて抗菌薬を投与されるも、増悪傾向にあり当科へ紹介となった。
現症全身所見;体格中等度、栄養状態は良好であった。発熱などの全身症状は認めなかった。
口腔外所見;右頰部から顎下部にかけて発赤、腫脹、疼痛を認めた(図1)。開口障害、嚥下痛はなかった。
口腔内所見半埋伏を認めたが、周囲組織の発赤、腫脹、疼痛は認めなかった。
臨床検査所見:白血球数9,190/μL(好中球72.0%、リンパ球17.6%、単球6.9%、好酸球3.2%、塩基球0.3%)、CRP4.12㎎/dL
画像所見パノラマX線写真水平半埋伏智歯を認めた(図2)。
造影CT画像;右顎下部に半鶏卵大(30×20×16mm)の、内部に壊死を伴うリンパ節が認められ、さらに周囲組織への炎症波及も認めた。オトガイ下、右鎖骨上窩、縦隔内にもリンパ節腫大があり、内部に壊死を認めた。両肺上葉に多発粒状影を認めた(図3)。

Q 最も疑われる疾患名は?

① 歯性化膿性リンパ節炎
亜急性壊死性リンパ節炎
③ 結核性リンパ節炎

悪性リンパ腫
肺癌リンパ節転移

\こちらの回答は月刊 デンタルダイヤモンド 2025年4月号に掲載中!/

デンタルダイヤモンド 2025年4月号

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