日本臨床歯科CADCAM学会 第8回学術大会開催される

 日本臨床歯科CADCAM学会 第8回学術大会(理事長:䔥 敬意氏・神奈川県開業/大会長:北道敏行氏・兵庫県開業)が、12月3日㈯、4日㈰の両日、神奈川県歯科保健総合センター(神奈川県歯科医師会館/神奈川県横浜市)において開催された(参加者:371名)。「歯科臨床におけるデジタルトランスフォーメーション~西洋医学発祥の地、横浜に集い最新歯科CAD/CAM臨床を学ぶ~」をテーマに、各種講演が行われた。
 教育講演「デジタルデンチャーの現状と未来」では大久保力廣氏(鶴大歯)が登壇し、最新のデジタル技術を用いた有床義歯製作の現状と将来展望について概説した。
 続いて、教育講演「やってみよう! デジタルデンチャー」では金澤 学氏(東医歯大院)が登壇。術者の技術に依存しがちでテクニックセンシティブなデンチャー臨床において、デジタル化の恩恵は多いことを解説するとともに、現在同大学で製作している3D printed copy dentureやカスタムディスクを用いたMilled dentureの精度や課題について考察した。
 ランチョンセミナーBでは「Primescanを中心としたクリニックのDX〜システム導入によって何が変わったか〜」と題し、熊谷俊也氏(宮城県開業)が機器を導入し、院内全体でシステム化することで実現するDXの実際について解説した。 その他、会員発表やシンポジウムが行われ、講演後には活発な意見交換が交わされた。

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