11月20日㈰、病院歯科介護研究会第24回総会・学術講演会(大会長:園井教裕氏・岡大院医歯薬)がWeb上にて開催された。「出でよ! 地域で多職種と連携できるリーダーよ!〜サーバントリーダーシップを学び、食支援を通じた地域における多職種連携のあるべき姿を考えよう〜」をテーマに、多職種が登壇する講演やシンポジウムが行われた。
基調講演「サーバント・リーダーシップ〜あなたのリーダーシップが組織を変える〜」では、石田 衛氏(岡山大学教育推進機構)が登壇。部下へ奉仕し、チームを先導していく「サーバント・リーダーシップ」について解説した。
シンポジウム「地域における他職種による食支援の好事例、連携に必要なスキルとは?」では、職種の異なる4名が登壇。小島 香氏(愛知県・こじまデンタルクリニック/言語聴覚士)は、言語聴覚士と歯科医師、歯科衛生士との視点の違いを解説した。三好早苗氏(広島県歯科衛生士会会長)は、多職種連携の前に同職種の仲間を増やし、連携していくことが大切だと指摘した。芳我ちより氏(香川大学医学部/保健師)は、職種にこだわらず、対象者のニーズを最も把握している人がリーダーシップを発揮すべきだと述べた。髙﨑美幸氏(千葉県・東葛クリニック病院/管理栄養士)は、持続的な食支援においては、各職種の立場から対象者に必要と考えられる支援を擦り合わせる場が必要だと解説した。