第63回日本小児歯科学会大会開催される【月刊デンタルダイヤモンド 2025年7月号掲載】

第63回日本小児歯科学会大会開催される【月刊デンタルダイヤモンド 2025年7月号掲載】

 第63回日本小児歯科学会大会(大会長:早﨑治明氏・新大院医歯)が、5月29日(木)・30日(金)、朱鷺メッセ新潟コンベンションセンター(新潟県新潟市)において開催された(参加者:約1,500名)。
 教育講演1「周産期管理から小児歯科管理へ─咀嚼の基礎としての“吸啜”の意義─」では助産師の松原まなみ氏(朝日大学保健医療学部)が、母乳哺育が口腔機能の発達に及ぼす影響について、母乳・授乳の基礎から解説した。
 シンポジウム「生涯の確かな礎を目指して」では座長の齊藤正人氏(北医大歯)を加えた4名が講演。なかでも岡 暁子氏(福歯大)は小児歯科医療の近未来を考えた際、「小児歯科を学ぶ若い人材を育成する」、「小児歯科を学ぶことを持続させる」、「プロフェッショナリズムを育成、そしてブランディング」の3点が重要であるとして同大学の取り組みを紹介した。
 また、弊社主催のランチョンセミナー「口腔筋機能を高める0歳からのおうち矯正〜スタッフと始めるMFT・咬合誘導の『はじめの一歩』」が開催され、書籍『おうち矯正Q&A』の共著者である大河内淑子氏(みんなの歯科クリニック)が「おうち矯正」の基本概念や勘どころを解説した。

デンタルダイヤモンド 2025年7月号