黒柳範雄
Norio KUROYANAGI
碧南市民病院 歯科口腔外科 口腔ケアセンター
〒447-8502 愛知県碧南市平和町3-6

図❶ 初診時のパノラマX線写真

図❷ 再初診時の口腔内写真。
自力では閉口できない状態

図❸ 再初診時のパノラマX線写真
患者:64歳、女性
初診:口が閉じられなくなった
現病歴:2008年11月、左側上顎臼歯部の疼痛を自覚して当科を受診した。6根尖性歯周炎を患っており、抜歯となった(図❶)。抜歯後、疼痛が消失したため、近在歯科医院にて義歯を製作した。その後も歯科医院に通院していたが、左側上顎に疼痛を自覚することはなかった。
2017年7月初めに、開閉口時の左側頬部に違和感を認めるようになり、上下の歯が咬み合わせにくくなったために近在歯科医院を受診した。そして、同歯科医院にて顎関節症と診断され、当院を紹介となり受診した。
顔貌所見:顔面は左右対称であり、腫脹は認められなかった。開閉口時に左側頬部の圧痛を認めたが、左側顎関節部の疼痛症状はみられなかった。
口腔内所見:開口量は35mmであり、閉口時に4mmの顎間空隙を認め、歯牙接触は困難であった(図❷)。触診では、左側頬骨下稜に硬性の腫脹を認め、同部に圧痛を認めた。
画像所見:パノラマX線写真所見;2008年のX線写真と比較して、埋伏していた3がやや後方に移動しているように見えた(図❸)。
初診:口が閉じられなくなった
現病歴:2008年11月、左側上顎臼歯部の疼痛を自覚して当科を受診した。6根尖性歯周炎を患っており、抜歯となった(図❶)。抜歯後、疼痛が消失したため、近在歯科医院にて義歯を製作した。その後も歯科医院に通院していたが、左側上顎に疼痛を自覚することはなかった。
2017年7月初めに、開閉口時の左側頬部に違和感を認めるようになり、上下の歯が咬み合わせにくくなったために近在歯科医院を受診した。そして、同歯科医院にて顎関節症と診断され、当院を紹介となり受診した。
顔貌所見:顔面は左右対称であり、腫脹は認められなかった。開閉口時に左側頬部の圧痛を認めたが、左側顎関節部の疼痛症状はみられなかった。
口腔内所見:開口量は35mmであり、閉口時に4mmの顎間空隙を認め、歯牙接触は困難であった(図❷)。触診では、左側頬骨下稜に硬性の腫脹を認め、同部に圧痛を認めた。
画像所見:パノラマX線写真所見;2008年のX線写真と比較して、埋伏していた3がやや後方に移動しているように見えた(図❸)。
Q 最も疑われる疾患名は?
① パーキンソン病
② 顎関節症
③ 頬骨弓骨折
④ 3の異所性埋伏