令和4年度SCRP日本代表選抜大会開催される

 8月26日㈮、令和4年度スチューデント・クリニシャン・リサーチ・プログラム(SCRP)日本代表選抜大会(主催:日本歯科医師会・堀 憲郎会長)が開催された。今回は新型コロナウイルス感染症の影響により、在館を伴わない2次審査方式で行われた。
 SCRPは、歯科学生の研究意欲の向上、そして歯科医療の発展を担う歯科学生の育成を目的とし、毎年実施されている英語による研究発表会である。本年度は、全国の歯科大学・歯学部21校が参加した。
 厳正な審査の結果、デュアー ヒュー氏(朝日大歯2年生:写真)による「チェアサイドで使用可能な圧力可変式サンドブラスターの開発」が優勝に選ばれた。
 準優勝は、木畑佑基氏(大歯大5年生)による「分子動力学法を利用して脂質二重膜上で成長するハイドロキシアパタイトナノ結晶を制御する」、第3位には、水野天音氏(北大歯4年生)による「SARS-CoV-2感染マウスモデルを用いたCOVID-19 重症化における血管内皮細胞の役割の検討」が入賞した。
 優勝したヒュー氏は、来年3月に米国オレゴン州ポートランド市で開催される予定のAADOCR(国際歯科研究学会米国部会)学術大会へ招待され、日本代表として発表する機会が与えられる。

 なお、今回の発表内容は「研究発表抄録集」として、HP上で公開が予定されている。
審査結果発表URL:https://www.jda.or.jp/dentist/scrp/

https://www.dental-diamond.co.jp/item/1096