大澤孝行
Takayuki OHSAWA
横浜市立市民病院 歯科口腔外科
〒221-0855 神奈川県横浜市神奈川区三ツ沢西町1-1

図❶ 初診時のパノラマX線写真

図❷ 同、造影CT写真

図❸ 同、T1強調MRI写真

図❹ 同、脂肪抑制MRI写真
患者:8歳、女児
主訴:右側頬部の腫張疼痛
現病歴:2週間ほど前に発熱、右側頬部の発赤腫張を認め、近小児科を受診。抗菌薬を処方されるも寛解せず、当院小児科を受診。歯性因子の精査を目的に、当科を受診した。
既往歴:特記事項はなし
Sick contact歴:特記事項はなし
現症:
全身所見;体温38.1℃、消耗感あり
口腔外所見;右側頬部の発赤、腫張、疼痛を認め、開口域は1横指で、咬筋部の開口時痛を認めた。
口腔内所見;特記事項はなし
画像所見:パノラマX線写真では特異的所見はなし。CTで右側側頭下窩軟部組織の腫張、MRIで頬骨および下顎枝部骨髄の低信号と、浮腫性変化を認めた(図❶~❹)。
血液検査所見:WBC11,060/μL、CRP9.8mg/dL。その他、異常所見なし。
主訴:右側頬部の腫張疼痛
現病歴:2週間ほど前に発熱、右側頬部の発赤腫張を認め、近小児科を受診。抗菌薬を処方されるも寛解せず、当院小児科を受診。歯性因子の精査を目的に、当科を受診した。
既往歴:特記事項はなし
Sick contact歴:特記事項はなし
現症:
全身所見;体温38.1℃、消耗感あり
口腔外所見;右側頬部の発赤、腫張、疼痛を認め、開口域は1横指で、咬筋部の開口時痛を認めた。
口腔内所見;特記事項はなし
画像所見:パノラマX線写真では特異的所見はなし。CTで右側側頭下窩軟部組織の腫張、MRIで頬骨および下顎枝部骨髄の低信号と、浮腫性変化を認めた(図❶~❹)。
血液検査所見:WBC11,060/μL、CRP9.8mg/dL。その他、異常所見なし。
Q 最も疑われる疾患名は?
① 頬部腫瘍
② 頬部蜂巣炎
③ 頬骨骨髄炎
④ 悪性リンパ腫