Dd診断力てすと『左耳下腺咬筋部の腫脹と開口障害』デンタルダイヤモンド 2020年08月号
1.顎放線菌症 放線菌は、口腔内常在菌叢を構成する通性嫌気性菌の1つであり、Actinomyces israelii が最も多いとされている。そして放線菌症は、頸部や顔面が好発部位であり、それらは、歯性感染症が主である。...
1.顎放線菌症 放線菌は、口腔内常在菌叢を構成する通性嫌気性菌の1つであり、Actinomyces israelii が最も多いとされている。そして放線菌症は、頸部や顔面が好発部位であり、それらは、歯性感染症が主である。...
1.血小板減少症 診断のポイント 当科の診断を血小板減少症として、血液内科に精査加療を依頼した。血液内科において「特発性血小板減少性紫斑病(ITP)」と診断され、より詳細な病名となった。 なお、被疑薬をカルバマゼピンとし...
月刊デンタルダイヤモンド誌に長年掲載され、読者の先生方に人気の「Dd診断力てすと」。 今回は2024年12月号より、「右下顎臼歯部の腫瘤」についてです。
4.悪性リンパ腫 診断と経過 初診時、上唇粘膜から歯肉にかけて潰瘍性病変を認め、義歯や下顎前歯部による褥瘡ではなく、抜歯との因果関係は不明であった。腫瘍性病変が疑われたため生検を施行したところ、悪性リンパ腫(び漫性大細胞...
月刊デンタルダイヤモンド誌に長年掲載され、読者の先生方に人気の「Dd診断力てすと」。 今回は2024年12月号より、「右下顎臼歯部の腫瘤」についてです。
月刊デンタルダイヤモンド誌に長年掲載され、読者の先生方に人気の「Dd診断力てすと」。 今回は2024年12月号より、「右下顎臼歯部の腫瘤」についてです。
3.神経鞘腫 神経鞘腫は、末梢神経のシュワン(Schwann)細胞に由来する良性腫瘍で、原因は不明である。軟部腫瘍のなかでは脂肪腫についで多くみられ、神経の存在するところであればどこにでも生じる。無痛性で発育は非常に緩慢...
3.口底部悪性腫瘍 右口底部の有痛性の腫脹であったが、正常粘膜で被覆されており、扁平上皮癌を疑う所見はなかったものの、唾液腺腫瘍などを念頭において診断を進める必要がある。腫瘤に関しては悪性腫瘍の可能性もあり、経過観察せず...
2.紅板症 経過 初診時に生検を行った。結果は高度異型上皮で、上皮下に顕著な炎症性細胞浸潤がみられるとのことであった。軟膏塗布や歯による擦過を回避するため、口腔内装置を装着し経過を観察した。2ヵ月経過後、あきらかな病変の...
月刊デンタルダイヤモンド誌に長年掲載され、読者の先生方に人気の「Dd診断力てすと」。 今回は2024年12月号より、「右下顎臼歯部の腫瘤」についてです。