ビューティフィル ユニシェードを用いたCR修復ハンズオンセミナー
コンポジットレジン修復システムは、臨床における時代のトレンドを見据えながら発展してきました。その背景には、各メーカーの技術力があり、これによって様々な修復システムが開発されて臨床使用に至っています。接着システムにおいては、臨床操作ステップを減少させると同時に安定した接着耐久性を獲得することが開発の方向であり、これに様々な機能性を付与することが試みられています。また、コンポジットレジンにおいては、高い機械的性質、良好な研磨性、適切な色調適合性とあわせて優れた操作性などが実現されています。最近では、色素を用いずに微細構造による、分光に由来する発色現象を応用した製品も登場しました。
これらコンポジットレジン修復システムの改良は、治療を受ける患者にとってはおおいなる福音となるものです。審美性と機能性を具備する修復処置は、まさに患者が望むものであり、それをかなえるのが術者である歯科医師です。従って、歯科医師の持っているテクニックは、修復システムが有しているポテンシャルを引き出しながら、患者満足度を十分に満たすものであるべきです。
術者としては、使用するコンポジットレジン修復システムが有している特性を理解するとともに、さらにこれらを扱うテクニックはそのポテンシャルが高いことが求められるところです。とくに、保存修復処置の原則である“原形態の回復”を行うためには、何を見て何を再現するかを具現化することが大切となります。欠損があるからそれを埋める、という発想から脱却し、欠損に元の解剖学的な形態を付与しながら色調をも回復することが重要です。
本講演では、コンポジットレジンを用いた歯冠修復について、とくにその臨床応用における考慮すべき事項について解説を加えます。模型を用いたハンズオンによって、臨床の実際に近いテクニックを得ることができるはずです。
講師
宮崎 真至 先生 日本大学歯学部 保存学教室修復学講座
日時
2024年12月14日(土) 13:00 ~ 17:00
会場
定員
10名
受講料
松風歯科クラブ会員 18,000円(税込)
一般 26,000円(税込)
お問い合わせ先
株式会社松風 営業部学術課
講習会専用 0120-999-826
受付時間 9:00〜12:00/13:00〜17:00 ※平日のみ