根管治療は歯や歯周組織の保存から補綴まで行うGPにとって正に根幹的な治療であると言えます。昨今、プレカーブを付与できるNiTiファイルが開発され、よりシンプルに安心な根管形成ができる様になりました。さらに、そのファイルを最大限に活用し、難治性の再治療だけでなく、初回治療においても見落としのない治療を行うには明るい光源の下、拡大視野が得られるマイクロスコープを用いた精密で安全な治療が必要になってきます。開業当初から使用し続け、今ではマイクロスコープはなくてはならないものとなり、特に精密根管治療が当院の一番の強みとなり、経営にも大きく貢献してくれています。本セミナーでは当医院にて臨床にできるだけ近い環境で、マイクロスコープを用いた実習を行っていただき、マイクロスコープを武器に明日からの臨床力のアップにつながる、根管治療の極意をお伝えします。
講師
所 篤司 先生 大阪府 ところデンタルクリニック院長
日本歯内療法学会 日本歯周病学会 日本顕微鏡歯科学会
セミナー内容
<DAY1> Introduction. 歯科治療(根管治療)の困難、歯の吟味
1.マイクロスコープの有用性、臨床適応 (確実な診断、ルーペとの違い、姿勢、保険適用)(講義)
2. 保存修復・補綴・歯周治療の精度アップ(講義)
3.抜髄根管治療のコンセプト(講義)
4.思い通りにできる根管形成のコツ(講義)
5. 簡単!!最近の根管充填のコツ(講義)
6. 模型(単根・複根)を用いた根管形成・充填(実習)
7.感染根管治療のコンセプト(再治療ゆえの難しさ)(講義)
8. HyFlex Remover を用いた根管充填物の除去形成(模型実習)
9. 天然歯を用いた根管形成・充填(実習)
10.ラバーダムの講義(模型実習)
11. 臨床症例の作り方(講義)
<DAY2> Introduction. 前回の復習
1.マイクロスコープ概論(講義)
2.マイクロスコープの選択、調整について(講義、実習)
3.マイクロスコープでのカリエスの除去、隔壁の作成(講義、実習)
4.マイクロスコープでの根管の探索、アンダーカット部の形成 (講義、模型実習)
5.マイクロスコープでの根管充填物の除去(講義、模型実習)
6.ラバーダム装着、マイクロスコープ調整の相互実習
7.症例供覧 DAY1後に行った臨床症例の発表
日時
第1期:2024年6月9日(日)、7月7日(日) 【満席】
第2期:2024年11月17日(日)、12月8日(日)
※開催時間はいずれの回も9:15~16:45です
会場
参加費
120,000円(税込)
定員
各期5名
お問い合わせ
東京歯科産業株式会社
TEL 03-3831-0176
seminar@tokyodental.co.jp