現代のコンポジットレジン修復(以下、CR修復)には2つの役割があると考える。まずは、MIの概念に則ったカリオロジー的側面における役割があげられる。FDIが提唱するMIの概念の要旨は、①う蝕に対する再石灰化、②う蝕病原性細菌の管理・予防、③歯質保存的な接着修復の優先である。そのなかで、CR修復は③における不可逆的なう蝕に対する第一の処置であり、これによって(1)健全歯質の可及的な保存が可能であり、(2)歯髄への刺激を軽減できることなどから、結果として「歯の延命」が可能になると考えている。
次に、審美・機能性回復の役割がある。コンポジットレジンの性能が進化した現在では、CR修復であっても、明度をコントロールし、適切な形態付与・表面性状の調和を達成することで高い審美性の回復を図ることが可能となっており、保険診療だけでなく自費診療で行うこともある。本講演では、充填テクニックを中心に、自然感のあるダイレクトボンディングを成功させるための臨床術式および自費診療で行うダイレクトボンディングの導入についてお話したい。
講師
大谷 一紀 先生/大谷歯科クリニック
セミナー内容
・形態修整と表面性状の付与
・エナメルとデンティンと明度の関係
・自費ダイレクトボンディングの導入とカウンセリング
・コンポジットのメインテナンス
・修復時のマテリアルセレクション
・前歯部積層ダイレクトボンディング・デモ
会場
日時
2024年11月17日(日) 13:00 ~ 17:00
定員
30名
受講料
倶楽部会員の方 10,000円
倶楽部会員のスタッフの方 5,000円
セミナー受講希望 +同時 倶楽部入会 ※1 10,000円
上記以外の方 20,000円
※1)トクヤマデンタル倶楽部 年会費/¥5,500(税込)は、お取引き歯科商店からのご請求となります。
お問い合わせ先
株式会社トクヤマデンタル
https://www.tokuyama-dental.co.jp/contact/
TEL 0120-54-1182 受付時間9:00~12:00、13:00~17:00(土・日祭日は除く)
音声ガイダンスが流れますので、お問い合わせ内容により①、②、③のいずれかを選択してください。
①APミキサー及びその他器械の修理に関するお問い合わせ
②製品に関するお問い合わせ
③セミナー及びトクヤマデンタル倶楽部に関するお問い合わせ