痛覚変調性疼痛は、末梢の神経障害を証明しうる所見や病歴が存在せず、感覚検査上は末梢の機能異常や中枢の疼痛調節機構の変調を示す痛みである。この痛みは従前心因性疼痛と呼ばれていたが、最近第3の痛みとして、本領域でトピックとなっている。歯科領域に生じる代表例として、口腔灼熱痛症候群(Burning mouth syndrome : BMS)や持続性特発性歯痛(Persistent idiopathic dentoalveolar pain : PIDAP)が挙げられる。 侵害受容性疼痛や神経障害性疼痛、痛覚変調性疼痛は単独で生じることもあれば、痛みの経過(慢性化)や心理社会的要因などからオーバーラップするケースも多い。
一覧へ戻るRECOMMEND
-
歯科学会・イベント
第7回有床義歯学会(JPDA)学術大会開催される -
小児歯科
刊行にあたって:おうち矯正Q&A 0歳から不正咬合を予防する“もっと”身近な指導法|本のエッセンス -
Q&A
Q&A 法律 スタッフの禁煙を強制できる?|デンタルダイヤモンド 2024年4月号 -
徹底追及どっちがどっち?
徹底追及どっちがどっち? メタルボンド冠VS硬質レジン前装冠|デンタルダイヤモンド 1997年12月号 -
歯科学会・イベント
超高齢時代のsuction denture〜実践 下顎総義歯 吸着ベーシックセミナー~開催される -
歯科治療
歯科におけるくすりの使い方:ChapterダイジェストPart3 -
Q&A
Q&A 法律 ホームページも医療広告の対象に!?|デンタルダイヤモンド 2018年3月号 -
DHstyle
【感染制御学ノート】vol.129 新型コロナウイルス(続報26):DHstyle 2022年9月号
カテゴリー
人気記事
記事、写真、表、イラスト、グラフ、動画、音声など、デンタルダイヤモンド社の発行物および各サイトで提供されるあらゆる形のコンテンツの著作権は、デンタルダイヤモンド社または、執筆者など正当な権利を持つ第三者に帰属しています。著作権法で、許諾無く利用できることが認められている場合を除き、コンテンツの一部または全部を無断で複製、公衆送信、翻案するといった利用はできません。