第47回北九州歯学研究会発表会開催される【月刊デンタルダイヤモンド 2025年6月号掲載】

第47回北九州歯学研究会発表会開催される【月刊デンタルダイヤモンド 2025年6月号掲載】

 4月13日(日)、パピヨン24ガスホール(福岡県福岡市)において、第47回北九州歯学研究会発表会(会長:白石和仁氏・福岡県開業)が開催された(参加者:約200名)。
 「上顎側切歯から広がる歯科の世界~ジェネラリストのこだわり~」をテーマに、「エンド・修復」、「ペリオ・補綴」、「欠損」の3部構成でシンポジウムが行われた。
 中島稔博氏の導入症例発表から始まり、第1部「エンド・修復」では、瀬戸泰介氏、倉富覚、氏、青木隆宜氏、竹中 崇氏、津覇雄三氏、樋口克彦氏(いずれも福岡県開業)が登壇した。上顎側切歯の根管の解剖学的形態の解説に始まり、根尖部の弯曲根管やレッジのある症例への対応、外科的歯内療法、う蝕処置やCR修復について症例を通して紹介した。
 第2部「ペリオ・補綴」では、河島紘太郎氏(広島県開業)、力丸哲哉氏、田中憲一氏、青木氏(いずれも福岡県開業)が登壇。斜切痕が原因となる骨内欠損への対応や上顎側切歯部に対するダイレクトベニアとラミネートベニアのメリット・デメリット、選択基準について紹介した。
 第3部「欠損」では、力丸氏、芳賀 剛氏、筒井祐介氏(いずれも福岡県開業)が登壇。上顎側切歯部に対するインプラント治療、歯肉造成のテクニックや留意点などについて解説した。
 まとめ症例では小松智成氏(福岡県開業)が20年以上経過した長期症例を紹介し、1歯への強いこだわりが患者利益に繫がることを示した。

デンタルダイヤモンド 2025年6月号